ファンダメンタルで戦うスタイルその1!バリュー投資!
ファンダメンタル派にも色々いる。
以前の記事で
ファンダメンタルズ分析と
テクニカル分析という
分析方法が存在する、という話をしました。
今回の記事では
ファンダ派の中の1つのスタイルである
バリュー投資について
書いて行きたいと思います。
バリュー投資とは
バリュー投資とは、一言で表すと
割安銘柄に投資する手法です。
株の投資法なので当然株で解説していきますが
企業の本来の価値から株価が離れている場合があります。
そこで買ったり売ったりするのがバリュー投資です。
割安な銘柄を探してきて
「おっ、安いね!」ってところで買って
「今はちょっと割高かな?」ってところで売ります。
では、割安な銘柄ってどうやって探すの?
という疑問がでると思います。
それについては次の項で説明します。
割安銘柄の見つけかた
株の情報を見るときに
PERって文字列を見たことがあるかと思います。
各証券会社のオンライン取引アプリでも普通に見られますし
証券会社の会員ページからでも見られます。
このPER、何者なのかと言いますと
P→Price (価格→株価)
E→Earnings (収入)
R→Ratio (比率)
の略語なのですが
早い話、
今の株価は一株当たり利益の何倍か!
というのを表しています。
このPERが低ければ割安、高ければ割高、ということになります。
他にもPBRと言って
一株あたりの利益ではなく、資本を基準とする指標もありますが
こちらに関しては幅が凄く大きい上に難しいので
最初はあまり重要視しなくていいと思います。
加えて、ROEという指標もありまして
この数値は高い方が良いと言われておりますが
どっさり負債があっても高くなりがちなので注意が必要です。
ですので、大人しくPERを中心に見て行きましょう。
割安の基準は?
「PER 割安 基準」といったワードで
検索を掛けると、似たような記事がワラワラ出てきます。
10倍以下は割安だ!15倍以下だ!14倍だ!20倍だ!
と、様々な無責任すぎる意見を見る事ができます。
これについての解としては
相場によって徐々に変動しているということになるでしょう。
15倍以下が割安の相場で、買われやすくなることもあれば
翌週は16倍以下でも買われる相場かも知れません。
大きなインパクトのある値動きをしない限りは
この割安基準は徐々に徐々に動いて行きます。
PERを0~10倍、11~15倍、16~20倍などで
分けてスクリーニングして
監視してみるとどこに分かれ目があるのか
見えてくると思います。
とても簡単にバリュー投資を説明するとこんな感じです。
なぜ人気なのか
ただ模倣する分には見るべき指標が少なく
ホールドする期間も比較的自由です。
(当然、ちゃんとバリュー投資だと言えるレベルには相当な知識を使った分析が必要です。)
本来あるべき株価ってこれくらいなのに、今はそれより安い。
という銘柄を探して、本来あるべき株価で売却すれば良いので
再現度もそれなりに高いです。
こういった所が人気の理由ですね。
肝心なのは「今」「割安か割高か」だけなので
チェックポイントが少ないことも人気の理由の一つでしょう。
低PER、高ROEの基準を設定して
そのスクリーニングだけで売買銘柄を決めるひともいるほどです。
仮説を立てて、値動きを追ってみると
いつもの値動きが違ったものに見えてくるかも知れませんね。
バリュー投資に興味が湧けば
本当のバリュー投資とはどういうものか
調べてみると、更に深く追求できますよ。
それでは本日はこの辺で。