投資は「読み」が一番大事!?シナリオを描くことの重要性とは!【悲観編】
描くのは希望だけではない
前回の記事で
投資をするときにシナリオを描いておくと
評価しやすくなるし、振り返りもしやすくなる
というお話をしました。
前回は主に何パーセントの利益を
どれくらいの期間で狙うの?
という趣旨でしたが
マイナス方向のシナリオも想定しておきましょう。
というのが今回のお話です。
今回の記事を読む前に下記の記事をご参照ください。
前回の記事
jikohasan-okuribito.hateblo.jp
リスクに関する記事
jikohasan-okuribito.hateblo.jp
マイナスシナリオは常に頭に持っておく
投資をしていて、思惑通りに進むことはまずありません。
なぜかと言うと
価格が動くとき、一方向に動きっぱなしになるケースは稀だからです。
基本的に価格は上に下にと振れながらどちらかへ進んでいきます。
例えば、220円の株を1000株持っていたとしましょう。
その時あなたは運悪く、S高になった瞬間を見てしまいます。
300円です。
22万円で買った株が、30万円で売れる瞬間です。
その後崩れ、240円になったとしましょう。
このとき、平常心でいられますか?
また違うケースとして
買った銘柄が大きく価格を崩しました。
このとき、どうしますか?
損切しますか?リバを信じて持ち続けますか?
全てはシナリオ次第
こういう時、頭に明確なマイナスシナリオを持っていれば
相場で動揺することはなくなります。
なぜならそれらは、想定外の動きではないからです。
○○円以下になれば必ず損切する、とか
1日のS安はあり得ることだから1日は様子を見ようとか
マイナスの事態に対する対処をあらかじめ決めておくことが重要です。
ここを感覚でなんとなくやってしまうと
これまた同様に、失敗したときに分析できる項目が減ります。
この場合の失敗とは
切った位置が底だった場合がほとんどですね。
逆に切った位置からさらに下げていたのなら
その損切は成功だったことになります。
マイルールにすることもある
これまでは個別の銘柄に対して
こうなったらこうするというような
シナリオと対処までを作りましょう、というお話でしたが
ものによってはマイルールにしてしまっても良いと思います。
マイルールとは
価格が倍になったら必ず半分利確してプラスを確定するとか
●●%逆に行ったら何があっても切るとか
自分が取引する上で、勝率を上げる為に自分に科すルールですね。
市場は感情で動きます。
だからこそ、感情に反した動きができると
勝ちを得る目が増えるのもまた事実なのです。
例えば、とある会社の不祥事が発覚して
その会社の株価が大暴落したとします。
来る日も来る日も大暴落で皆怖がって手放します。
しかし、そうして皆怖がって、皆手放した結果どうなるか・・・
売る人が居なくなり、底になるのです。
もし、その位置で買い集めることができ、もとの位置まで回復したら
それだけでとてつもなく大きな利益を得られますよね。
このように、市場は感情で動くことを理解し
自分が敗北者にならないために
行動を感情以外の所に預けておくことも大切です。
これがマイルールの設定によるメリットです。
デメリットは、柔軟性を失うことでしょうか。
生き残るためのマイルール
ただ、マイルールを厳格に守っている方は
退場するまで損失を出す人は極めて少ない印象です。
まぁ、そうならないためのマイルールなので当然と言えば当然かも知れませんが。
相場の世界においては
何より退場して戻って来られなくなることが一番の損失です。
ですので退場を避けるべく、マイルールを設定しておきましょう。
下落の際のマイルールだけでも決めて置けば
少なくとも全てを失うところまでは
追い詰められにくいだろうな、と思います。
それでは本日はこの辺で。