【初心者向け】知っておきたい投資の格言!【季節のアノマリー編】
今ではアテにならないけれど。
早速ですが皆さん
「節分天井」って言葉
どこかで見たこと、聞いたことはありませんか?
これは、相場の世界における格言で
「株価は節分くらいで一度ピークを迎えますよ」
ということを表しています。
主な解釈としては
この辺りでは買いは控えて
短期で持っているものは一度売ってしまいましょう。
という教えですね。
このように相場の世界には様々な格言が存在しております。
相場、つまりマーケットが歴史を育んでいく中で
多くの人の共感を得られたものが、今まで残っています。
という訳で今回から
投資の世界の格言を紹介していきましょう。
今回は季節に関する格言です。
相場の世界のアノマリーって?
格言の説明に入る前に
アノマリーという言葉について解説いたします。
アノマリーとは本来の意味をザックリ言うと
ある法則や理論から観測した異常、または説明できないことです。
相場の世界では少しだけ違う意味合いも持っていて
理由ははっきりしないけど、そうなることが多いよね
という経験則を表すものです。
投資家あるあるみたいなもんですね。
近年、株式市場のグローバル化に伴い
季節のアノマリーは当たりにくくなっている部分もあります。
それでも知っておいて損はないと思いますので
代表的なものだけでも紹介していきましょう。
節分天井
先ほども説明しましたが、2月上旬までは株価は好調ですよ
というものですね。実際年初からここまでは
株価は好調に推移しているのでは?
そこから反動で下げますよ、という教えです。「天井」ですからね。
彼岸底
先ほどの節分天井とセットで語られることが多いです。
節分辺りを天井に下げていた株価が
彼岸(3月下旬)付近で底を打ち
そこから上昇に転じる、という意味合いです。
セルインメイ
5月は株価が高いので、売ってしまえ という格言です。
ただ、余り語られることはないのですが
この言葉には続きがあります。
フル版を意訳すると
株は5月に売って旅行にでも行っておいで。
9月の真ん中までには戻ってくるんだよ
となります。
夏枯れ
7月8月は市場に活気がなくなります。
皆さん夏休みのことで頭が一杯になるからでしょうか。
出来高は縮小し、株価は下落しやすいよという格言です。
個人的にはこれは信ぴょう性高いかなと思います。