自己破産者が億り人を目指すには!!

年収300万、東京で一人暮らし、未婚、31歳。多額の借金を抱え、自己破産に追い込まれた僕がどうにかやりくりして億り人を目指すブログです。

自己破産って何?自己破産の仕組みからやり方までザックリ解説!

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自己破産ってなに?

まぁまずは自己破産について解説します。
自己破産とは
収入と見合わないような多額の借金を抱えてしまった人が
国に対し借金の減額、または無効化を求めるといったものです。

ザックリ言うと「もう借金返済するのは不可能だ。ペナルティを受けるから借金をチャラにしてくれ
と国に申請するものです。

さて、それでは自己破産について次の項目より詳しく解説していきます。






自己破産とは

>> 破産(はさん)とは、一般的には、財産をすべて失うことをいう。
法的には、債務者が経済的に破綻して、弁済期にある債務の総債権者に対して債務を一般的・継続的に弁済することができない状態にあること、またそのような状態にある場合に、裁判所が選任する破産管財人によって債務者の財産を包括的に管理・換価して、総債権者に公平に配分することを目的として行われる法的手続(破産法に定める破産手続)をいうこともある。 <<
wikipediaより。

ちょっとこの文章だと解りにくいですね。
簡単に言うと
お金を借りた人がお金をどう頑張っても返せなくなった状態で
お金を借りた人が「ギブアップ宣言」をします。
すると財産を管理する人が出てきます。
その人がお金を貸した人に、お金を借りた人の財産を公平に分配して
その手続き終了時に、お金をかりた人の借金がチャラになる。

ということです。

自己破産するとどうなるの?

自己破産すると、当然いくつかの変化があります。
これらをメリット、デメリットに分けて紹介していきます。

メリット

借金がチャラになる。

当然といえば当然なのですが、これまで借りたお金を返す必要がなくなります。
逆に言うとこれが達成できないと割に合わないくらいのデメリットを負います。

債権者からの強制執行がなくなる。

お金を払われる側の人(貸主ですね)から、給料差し押さえ、財産差し押さえなどを受ける事がなくなります。
とはいえ、現在は財産をお持ちの方もそう多くないと思うので、中々執行されることはないのですが
銀行口座にお金が残っていたりすると持っていかれることもあります。

家族や会社に知られることはない。

これは変化、ということではないのですが
一部の特殊な例を除き、自己破産したことは自ら告白しない限り知られることはありません。

一部の財産は手元に残すことができる。

自己破産した際は、財産を差し押さえられ、債権者に公平に分配されることになるのですが
一部、手元に財産を残すことが可能です。
例えば99万以下の現金であったり、実質価値20万以下の財産であれば手元に残すことが可能になります。
ただし、実質価値20万以下の財産であっても、多数所持していたりすれば管財人の判断で差し押さえられることもありますので
自己保有の資産については弁護士に包み隠さずしっかりと相談しましょう。

デメリット

5~10年借入ができなくなる。

これもまぁ当然と言えば当然なのですが
自己破産した人はお金を貸す側からすれば「多額のお金を借りておいて、それを踏み倒した人」ということになりますので
お金を貸してくれなくなります。 
いわゆる、ブラックリスト入りです。
これは、お金を貸す企業が、お金を貸す前にその人の信用情報を確認するのですが
そこにブラックリスト入りしてしまうことで起こります。
ですので、A社で借りてて自己破産しちゃったから、次はB社で借りよう!となっても
B社も当然信用情報を確認し、自己破産したことを知っているので、お金を貸してはくれません。
個人的な貸し借り以外はほぼできないと思ったほうが良いでしょう。
また、それによって、引っ越しなどの際に信用情報の確認が必要な場合(保証会社ですね)
その審査に通らないことがあります。
これが最大のデメリットとなりますので、きちんと押さえておきましょう。

「官報」に載ってしまう。

破産した人の住所と名前が、政府が発行する官報、という機関紙に載ってしまいます。
しかしこれについてはあまり気にすることはないと思います。
官報を見る人なんてごく一部ですし、官報を購読している人なんて
官報が読むのが仕事だという人くらいだと思います。
ただ、一部の金融業者が「ウチならお金貸せるよ?」とDMを送ってきたりしますが
ガッツリ貸金業法にも違反しているヤミ金であることはほぼ確定なので
見ないことにしてゴミ箱に捨てましょう。間違っても電話なんかかけちゃいけません。

手続き中は一部職業への転職ができなくなる。

ここで誤解してほしくないのは、ここで言う手続き中、とは
破産申し立てから免責許可までの2~6か月間だけです。
それに転職できない職業もそんなに多くないので
破産手続き中に転職をしなければならない場合は一度弁護士に相談してみましょう。
ネットで調べても出てきます。

最後に

いかがでしたでしょうか?
自己破産をするとこれだけの変化が起こります。
借りたお金を返さない、という宣言な訳ですから当然デメリットもあります。
もしデメリットがなければ、借金するだけ借金して自己破産するって人が増えちゃいますからね。
次回の記事では、自己破産をはじめとする債務整理の種類について解説したいと思います。



2016/9/15
弁護士法人ベリーベスト法律事務所 (著)